モンモデルから、1/700艦船プラモデルが発売されました。普段の新製品キットなら特にブログに上げることないのですが、フジミの艦ネクストに次ぐ、多色成型のパーツと接着剤が不要のスナップキットとして市場に出ました。以下、実力のほどは?
HMS 戦艦ネルソン級(ネルソン・ロドネイ)ついて
ワシントン条約で建艦を認められた(日本が戦艦陸奥を保有したため)唯一の戦艦でネイバルホリデーの期間に建造。名造船官ダインコートが設計した最後の戦艦です。斬新のアイデアと新機軸を取り入れ、前部に40.6㎝砲を3門配置し、船体には集中防御方式を取り入れ強固な防御力となり、艦橋構造物は塔型を採用。革新的なスタイルや技術は、世界各国の海軍関係者を驚かさせ衝撃を与えました。各国がこれに習い、日本も戦艦大和型の原型にするほどの名鑑でした。
◇模型を見る
プラモデルは、タミヤ・エアーフィックス・トランペッター、そしてモンモデルが加わりました。1/700スケールはタミヤとモンモデルのみです。今回はモンモデルの実力を簡単に見ていきましょう。タミヤと同じく竣工当時の美しい原型の姿を再現!
流石の中華メーカーで、主砲の一斉掃射で強さを見せつけるシーンで、迫力があるパッケージです。このキットは多色成型で接着剤の不要のスナップキットです。パーツ割りも工夫されており中々の力作です。
船体は3分割構成で、なんと喫水線幅がパーツとなっており、ウォーターラインでも組み立て可能。よく考えられています。
左上側はモンモデルです。構造物のプラ成形は美しいですが、細かい部分に省略が入り惜しいです。
右側はタミヤで、モンモデルに比べると塔型の艦橋構造物は分割パーツとなっており労を要しますが、艦橋窓上のステーの支柱や前部の装甲艦橋の再現など流石です。
マスト、主砲、副砲のパーツ群。マストは細くプラ成形の優秀さを見せており、副砲は一体成型で美しく良いです。主砲は可動式で、砲身も仰角が取れ、色々の場面で楽します。
◇完成を見るモンモデルでフルハルの仕様です。艦影が美しく、甲板の立体的な彫刻表現が良く表れており大変、良い感じです。艦底部の前部に、魚雷発射管も再現されてところに注目。
タミヤはウォーターライン(WL)仕様です。古いベテランキットながら美しい艦影で、モンモデルには負けません。実はマストが各メーカーによって違うのですが、タミヤの方がやや、正しいといえます。