KATOの寝台特急電車~581系と285系を比較する。
◇1・実車紹介
国鉄が誇り伝統を崩した 583系(クハネ581/クハネ583)
周知の通り世界初の寝台/座席兼用と高い運用効率を狙った特急形車両です。国鉄の命運を賭けた1968年10月のダイヤ改正に合わせ、看板車両として活躍。日本の英知が作り出した前面のデザインは完成度が高く、名車として相応しく現在でもこれを超える車両デザインはありません。(以降、紹介では581系とします。)
現代の3次元フォルムに包まれた 285系
寝台列車が衰退一途を辿る中、極めて需要が望めて競合交通機関に対抗可能な路線に投入。ミサワホーム(M-Wood)と共同開発を行い、パネル工法で個室を組み上げビジネス客などにニーズを合わせたのが特徴です。国鉄色から脱却し新色を纏い、3次元フォルムの前面は見るものを魅了し続けます。
◇2・模型を見るKATO製品の581系と285系はともにシャープなプラ成形技術と動力装置が定評で、作り分けなど見事に再現しています。全て買ってしまえば気にすることはないのですが、やはり鉄道模型としての拘りは必要でしょう。興味を持った瞬間が欲する時なのですから・・
●前面
注目点は、一番関心のある前面ではないでしょうか?